インターナショナルシューズ

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Ourstory 靴へのこだわり

「靴づくりは革選びからはじまる」

素材選び

インターナショナルシューズの靴作りはアッパーの革選びから始まります。

そのポイントのひとつめは完成品のイメージを想定して選ぶこと。完成時のシルエットや履き心地を加味し、快適で長く履くことができる靴を常に念頭に置いています。それゆえ、デザイナーのリクエストに対して「そういうイメージなら、この革の方がいいですよ」と提案することもあります。

ふたつめはキズの少ない上質な革を選ぶこと。「アッパーに使う革は特に慎重に選びます。靴づくりは革製品の中で唯一革を引っ張る工程があり、伸ばした箇所から革キズが表れることが多いです。選定時には革を引っ張ってチェックし、常に製造過程でどうなるかを想定して選びます」と職人は話す。当社では完成品、製造過程をイメージし、その靴に合わせた最適な革を選んでいます。

裁断1

革の裁断は靴づくりにおいて最も重要な工程のひとつです。ここで靴のクオリティが決まるといっても過言ではありません。イギリスでは革を裁断する職人は尊敬される存在であり、靴づくりにおいて高尚な存在として扱われています。

アッパーに使う革の裁断は弊社でも特に重きを置いています。ポイントは細かな傷を避けながら裁断すること。それはキズを発見するのが後になればなるほど、それまでの工程がすべて無駄になってしまうからです。会社一体となって靴作りをするインターナショナルシューズではチームワークや、人との繋がりをとても大切にしています。また、革を大切に扱い、無駄にしないことも心掛けている部分。効率化はもとより、動物への感謝、革を作ってくださるタンナーへ敬意を持って仕事をしています。

裁断2

インターナショナルシューズでは、パタンナーが作った型紙を元に、あるパーツは職人が手作業で裁断します。「しばらくは機械化できない部分ですね」と職人が話すように、技術、経験がもっとも表れる工程です。それは平面的な型紙(パターン)を立体的に革で再現しなければいけないからです。革の柔らかさや厚みなどを計算に入れて、靴の左右で均一のパーツにしていきます。革を伸ばし、線を引き、各サイズにカットする。緻密で時間のかかるこの作業こそ、ものづくりを大切にするインターナショナルシューズの神髄が表れているといえます。

見えない部分へのこだわり

インターナショナルシューズでは見えない部分にもこだわりって靴作りをしています。例えば革の断面のコバ染め。靴になるとほとんど見えない部分ですが、見た目の美しさにこだわり、手作業で色を塗っています。また、踵の芯材(カウンター)には革の芯材を使用しています。数時間水に浸し、適度に乾かし、ベストな柔らかさにしてからアッパーに組みこんでいきます。

現在、この革の芯材を使用する靴メーカーは少なくなってきました。コストカット、作業の効率化を求め多くのメーカーでは樹脂の芯材が使われています。双方に良さはありますが、革の芯材の良さは靴のラストに沿う、美しいシルエットが生まれること。そしてなにより履けば履くほど足に馴染むことです。コストも手間もかかるこだわりですが、履き心地、履いてくださるお客様のことを考えて現在もこの革の芯材を使用しています。

縫製

インターナショナルシューズでは、製品の特性や表現したい印象に合わせて縫製をしています。例えば、エレガントな印象にしたいときは縫い目のピッチを細かくし、細い糸を使用します。一方、カジュアルな印象にしたいときはその逆に。このようにステッチひとつもデザインの一部と考えています。

ステッチには職人の心臓の鼓動、ビートが刻み込まれています。例えば、すべて機械化で縫製されたモノも均一で美しいですが、おばあさんの手編みの編み物には違う美しさ、ぬくもりがあります。それは彼女のビート(心臓の鼓動)が編み物に宿っているからだと考えています。当社では正確さに加えて、“ものづくりをする職人の鼓動”や”人のぬくもり”が感じられるよう、心を込めて1足1足作っています。

「履き心地を追求する」

本釣り(手釣り)

底付けのなかでも、技術を要求される工程が『本釣り』です。『本釣り』とはアッパーと靴底の部分をトーラスター(TOE LASTER)という機械で大まかな釣り込みをした後、細かな調整を手作業で行う工程のことです。革は裁断する箇所によって伸び方や厚みが変わります。そのため手作業で左右のバランスや、靴の外側と内側の高さなどの微調整をします。特に、ロングブーツなど筒の長さがある靴はシルエットが大切なため、この工程での技術や経験が必要です。インターナショナルシューズでは『本釣り』により、美しく履き心地の良い、最高の一足に仕上げています。

ヒール打ち

中底に釘を打ち、ヒールを固定していくのがこの工程です。インターナショナルシューズのヒール打ちは、他とは違う方法を採用しています。一般的には、前工程まで使用した木型を抜き、ヒールに釘を打ちます。弊社は木型を入れたままの状態で行います。木型を入れた状態で釘を打つと中底とヒールが安定し、ズレが少なくなります。特にヒールが高くなれば高くなるほど、僅かなズレが履き心地や耐久性に影響します。木型を入れたまま作業をするためには木型に固定用の穴が必要になります。それは通常より木型よりもコストがかかります。しかし、弊社では履き心地を追求するため、木型を入れたままヒール打ちをしています。高品質な靴づくりを考える、インターナショナルシューズのこだわりです。

「靴づくりはバトンリレーのように」

中底の確認

仕上げの段階において、中底の確認は大切な工程のひとつです。というのも、靴づくりではアッパーと中底を固定するために釘を打ち込むことが多く、ごく稀に釘が中底側に飛び出す場合があるからです。ほんの僅かでも中底側に違和感を感じれば、決して次の工程には進みません。一足一足、慎重に慎重を重ね確認をすることで、“当たり前に靴を安心して履けること”の大切さをインターナショナルシューズは守っています。

熱風、コテ仕上げ

美しい靴を完成させるために大切なのが、熱風と熱コテによる仕上げです。革は熱風や熱コテを当てることで、小さなシワが無くなり革が美しく引き締まっていくもの。そのためこの工程は、革が化け、靴になるということを最も表しているともいえるでしょう。しかし、革はデリケートな素材。使用する革によって熱を加える温度や時間を適切に調節しなければいけません。職人が長年の経験と技術によって、最適な加減を見極め、丁寧に仕上げていきます。

箱入れ前の検品

箱に梱包する前には、キズがないか、不良となる部分はないかなど、最終チェックを入念に行います。見える部分はもちろん、店頭では気付きにくい部分まで厳しく見ています。その結果、僅かでも基準に満たない部分があれば一からやり直しです。そこまでする根底には、靴づくりに携わる者としての誇り、お客さまへ価格以上の満足をお届けしたいという私たちの想いが詰まっています。

靴づくりとは

これまで紹介したのは、靴づくりのほんの一部分に過ぎません。一足の靴ができ上がるまでには、本当に多くの方が関わっています。そのすべての方の技術や経験、想いがバトンリレーのように紡がれ、靴はできあがっていきます。また、お客様の元に届いた後も、満足いただけているのか、不具合はないだろうかといつも気になります。それだけに、私たちがつくった靴を街中で見かけた瞬間は格別。また良い靴をつくり、お客様に小さな幸せをお届けしたいという想いのもと、今日も靴と向き合っています。

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